概要
当センターでは、高等学校における「個人研究型探究学習」の実践と指導の在り方を検討するため、「高等学校において生徒の個人研究型探究学習を指導する教員の育成開発」プロジェクトを実施しています。
本プロジェクトは、東京大学教育学部附属中等教育学校やスタンフォード大学 SPICE(Stanford Program on International and Cross-Cultural Education/スタンフォード国際・異文化間教育プログラム)と連携し、探究学習をめぐる国内外の研究知や先行実践を参照しながら、学校現場における実際の指導や運営のあり方を多角的に捉えることを重視しています。
大学における研究の知見と、高等学校の教育実践とを往還させることで、個人研究型探究学習が学校教育の中でどのように位置づけられ、どのように展開されているのかを整理・共有しています。
また、全国の高等学校教員や教育関係者が参加する継続的な対話と協働の場を通じて、各校の状況や課題、工夫を持ち寄りながら、探究学習の指導に関する実践知の蓄積と可視化を進めています。こうした取り組みを通して、探究学習を支える教員の専門性や役割について理解を深め、今後の学校教育における探究的な学びの発展に資する知見の創出を目指しています。
目的
本プロジェクトは、日本全国の高等学校において「個人研究型探究学習」の質の高い実践を広げるために、教員が探究学習の指導者として必要な知識・技能・姿勢を身につける支援を行うことを目的としています。生徒が自ら問いを立て、その問いに向き合いながら学びを深める探究活動は、高い主体性や思考力を育てる教育として注目されていますが、こうした学習を支える教員の育成は十分には進んでいません。本プロジェクトでは、教員自身の探究的な視点を刺激しながら、探究学習の実践を支える実践知と理論を往還させ、探究的な学びを支える信頼ある指導力の開発を目指します。
活動紹介
本プロジェクトでは、毎月1回、全国の高等学校教員を対象に、定例会・ミーティングを実施し、個人研究型探究学習の指導に関する理解と実践力の向上を図ってきました。各回では、探究学習の意義や全体像の共有から始まり、教育課程全体における位置づけ、テーマ設定や問いの立て方、既存研究や学習リソースの活用方法に至るまで、段階的かつ多角的な視点から検討を重ねています。
講義や事例紹介に加え、参加教員同士の対話や意見交換を重視し、それぞれの学校における実践や課題を持ち寄りながら、探究学習を支える指導の在り方について考察を深めてきました。こうした継続的な協働の場を通じて、探究学習を形式的な活動に終わらせず、生徒一人ひとりの主体的な学びにつなげるための実践知の共有と蓄積が進められています。
各定例会のレポートはこちら↓
- 第1回キックオフミーティング
- 第2回定例会
- 第3回定例会
- 第4回定例会
関連リンク
- 東大HP
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/z0110_00130.html
三菱みらい育成財団掲載ページ


