ニュース

ホーム > ニュース > 個人研究型探究学習教員研修プロジェクト 第2回定例会を開催しました!

個人研究型探究学習教員研修プロジェクト 第2回定例会を開催しました!

2025.11.19

2025年10月24日(木)、2025年度三菱財団助成事業「個人研究型探究学習教員研修プロジェクト」の第2回定例会をオンラインにて開催しました。当日は、全国9校の学校から30名以上の先生方にご参加いただきました。

 

第2回は「探究の段階設計と学びの接続」をテーマに研修を行いました。具体的には、「教育課程全体における探究の位置づけ」、「スクール・ポリシーの実現に向けての段階的な発展のデザイン」、「探究を担う教員組織」そして「教科における探究との関係性」 の4点を中心に議論が行われました。

まず淺川俊彦先生(東大附属元副校長、CASEER特任研究員)と福島創太先生(株式会社教育と探求社マネージャー、CASEER協力研究員)によるレクチャーが行われました。お二人からは、長年の実践と研究に基づいた探究学習のカリキュラム設計や、学年をまたいだ「学びの接続」に関する具体的な事例や視点が提供されました。

 

淺川俊彦先生によるレクチャー

(クリック/タップで拡大)

 

福島創太先生によるレクチャー

(クリック/タップで拡大)

 

 

レクチャーを踏まえ、研修の後半部では、2部構成の「対話セッション」が行われました。 まず「学校混合グループでの対話セッション」では、参加者がレクチャーでの気づきを内省した後、自校の課題を共有しました。ここでは、①教育課程全体における探究の位置づけ、②スクール・ポリシーの実現に向けての段階的な発展のデザイン、③探究を担う教員組織、④教科における探究との関係性、の4つのテーマから、各校が直面する課題が話し合われました。

続いて「学校ごとのグループでの対話セッション」では、セッション1で出た課題から自校で取り組むべきテーマを一つ選択し、その課題解決の手がかりや、次年度に向けた具体的なアクションについて議論しました 。

対話セッション終了後には、各学校(全9校)から「自校での今後のアクション」について発表していただきました。発表では、探究カリキュラムの系統性や、教科学習との連携をどのように図っていくかについて、話し合った内容や経緯、今後のアクションについて共有されました。

本プロジェクトは、2025年3月まで全7回にわたって開催されます。次回の第3回は11月28日(木)に、「テーマ設定と問い立ての支援」をテーマに開催される予定です。