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2015年度若手研究者育成プロジェクト 中間報告会を実施しました

2015.12.15

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学校教育高度化センターでは、若手研究者の支援を目的として、教育学研究科博士課程の大学院生を対象に年1回研究プロジェクトを公募の形で募集し、多様な観点からの研究の実施を支援しています。今年度は昨年度に引き続き「グローバル時代の学校教育」をテーマとして、5つのプロジェクトへの研究助成を行っています。

2015年12月10日(木)に、中間報告会を行い各プロジェクトより研究内容の進捗について発表がありました。「小中一貫校における教師のニューカマーの子ども対応に関するアクション・リサーチ」、「日本の大学入試の多様化・公正化がもたらす帰結に関する研究―医学部選抜を事例に」、「小学校教師は共同学習を用いた授業をどのようにデザインしているか」、「グローバル時代における生存保障と再政治化を目指す学校教育の可能性―『社会的なもの』をめぐる思想と歴史をてがかりに」、「カンボジアにおける大学生の二重学籍とキャリア意識との関係」と様々な研究テーマ、アプローチで取り組まれています。

委員の先生方からは、今後の研究に対する内容面へのコメントと、2月にストックホルムで開催される国際シンポジウムでの最終報告会に向けたフィードバックがありました。特に、日本の教育制度や背景や文脈を知らない海外の人にもわかりやすく説明することを心がける、時間の限られた発表では論文全体を網羅するのはなく焦点を絞り伝えたいポイントを明確にする、文字だけでなく表やイメージを入れるなどの工夫をする、などの指摘がありました。最終報告会に向けて発表練習を重ね、国際シンポジウムに臨むことを期待しています。当日は20名の参加がありました。

当日のポスターはこちら

(文責:センター特任研究員 草彅佳奈子)